System Studioモデル・ライブラリ  

 3000種類以上のモデルがDSPベース設計を加速 

System Studio DSPモデル・ライブラリには、ワイヤレスとDSP分野の最新のプロトコルや標準規格の解析と設計をサポートしたモデルが、シンプルなものから複雑なものまで3000種類以上用意されています。豊富な実績を持つこのモデル・ライブラリには、すぐに実行できるシミュレーション・モデルが多数含まれており、これらのモデルを一部修正して新しいソリューションを作成し、高性能データフロー・モデリング環境System Studioで解析することによってDSPアルゴリズムの設計期間を短縮できます。

         

 
System Studio DSP基本ライブラリには、2000種類以上の信号処理モデルのほか、これらを組み合わせたサンプルも多数含まれています。サンプルはそのままデモとして使用することも、一部を修正してカスタム・コンフィギュレーションを作成することもできます。これらのモデルはすべてソースコードで提供されており、極めて柔軟な利用が可能です。System Studioのライセンスをお持ちの方は無償で基本ライブラリをご利用いただけます。モデルは、主に次のようなカテゴリに分類されます。
  • ソース(定常波、ランプ波、ランダム、正弦波、ノコギリ波、ディラック、白色ガウス雑音、OFDM …)
  • 基本演算(加減乗除、Abs、Sin/Cos、Min/Max、Sqr、Log、Exp、共役複素数、積分、テーブル・ルックアップ …)
  • エンコーダ/デコーダ(Bit2Symbol、Gray、Fire、Manchester、畳み込み、差動、Trellis …)
  • 変調/復調(リニア、FM、PSK、QAM、CPM、DiffPSK、GMSK …)
  • フィルタ(FIR、IIR、ローパス、バンドパス、バタワース、RootRaised Cosine、チェビシェフ …)
  • チャネル(AWGN、Rayleighフェージング、Rice …)
  • 等化器(Kalman、LMS、LMS-DF、RLS、MMSE …)
  • シンク(BER、アイ・ダイアグラム、ヒストグラム、SNR …)
  • 論理演算(AND、=、<、> …)
  • フロー制御(インターリーバ/逆インターリーバ、遅延、マルチプレクサ/デマルチプレクサ、インターポレート …)
  • 変換(スカラ/複素数、浮動/固定小数点 …)

System Studioリファレンス・デザイン・キット(RDK)ライブラリには、ワイヤレスおよびDSPアルゴリズム分野の最新のプロトコルや標準規格の解析と設計をサポートしたモデルが豊富に用意されています。これらのモデルの充実した解析機能を利用すれば、各標準規格のインプリメンテーションに最適なアルゴリズムを定義できます。

主な特長
  • 既存モデルを一部修正するだけで独自ソリューションを簡単に作成、解析
  • 作成したDSPアルゴリズムの動作を解析できるモニタを内蔵
  • ワイヤレス/マルチメディア分野の一般的な規格に対応した送信機、チャネル、受信機のリファレンス・モデル
ブロードバンド・アクセス
  • ADSL
  • DOCSISケーブル・モデム
ワイヤレス
  • cdma2000 1x EV-DV
  • EDGE
  • Bluetooth™
  • IEEE 802.11
  • GSM/GPRS
  • IS-136
  • cdmaOne
  • DECTPDC
デジタル・ビデオ
  • MPEG-4ビデオ
  • MPEG-2ビデオ
放送規格
  • DVB
  • DAB
  • ECC
  • 音声
System Studio ECC(Error Correction Coding)ライブラリには、エンコーダ/デコーダ両方の高度なエラー訂正コーデックのモデルが含まれています。すべてのモデルに、すぐ実行できるサンプル・コンフィギュレーションが付属しています。
  • 畳み込みエンコーダ
  • (M*N, N*M)畳み込み符号用ビタビ・デコーダ
  • サイクリック: システマティック(N/K)サイクリック・コーダ用エンコーダ/デコーダ
  • ゴレイ: (24/12/8) 2元ゴレイ符号用/デコーダ
  • リード・ミュラー: 一次リード・ミュラー符号用エンコーダ/デコーダ
  • リード・ソロモン: エンコーダ/デコーダ(修正符号生成多項式を含む)
  • GSM拡張
System Studio音声ライブラリには、次の標準規格に対応したすぐに実行できるリファレンス・コンフィギュレーションが含まれています。
  • ITU G722/G726: ITU勧告G.722とG.726に準拠した音声伝送システムのモデリングに使用可能な ADPCMモデル。この符号化システムは出力ビットレート64kbit/sの範囲でSB-ADPCM(Sub-Band Adaptive Differential Pulse Code Modulation)を使用します。
  • GSMフルレート音声コーダ: 8kHzでサンプリングした13ビットの均一量子化音声信号に適用し、エンコーダの入力ビットレートは104kbit/s。LPC(Linear Predictive Coding)、LTP(Long-Term Prediction)、RPE(Regular Pulse Excitation)の手法を利用して出力ビットレートを13kbit/sまで低減します。不連続転送(DTX)のシミュレーションには、オプションでVAD(Voice Activity Detection)も実行できます。
  • GSMハーフレート音声コーダ: LPC(Linear Predictive Coding)、LTP(Long-Term Prediction)、CELP(Code-Excited Linear Predication)の手法を利用。VSELP(Vector-Sum-Excited Linear Predication)アルゴリズムを適用して出力ビットレートを5.6kbit/sまで低減します。

GSM拡張フルレート音声コーダ: LPC(Linear Predictive Coding)、LTP(Long-Term Prediction)、CELP(Code-Excited Linear Predication)の手法を利用。ACELP(Algebraic Code-Excited Linear Predication)を適用して出力ビットレートを13kbit/sまで低減します。ACELPはいくつかの基本的なベクトルを使ってコードブックを探索し、励振が得られるようにアルゴリズムが最適化されています。